「結婚」という言葉を聞いてイメージするものは「幸せ」ではないでしょうか?
結婚することにより、大きな幸せを掴み取れると思い、婚活に励んでいる方が多くいらっしゃると思います。
ただ、離婚率は年々増えており、最新の調査によると、離婚率は全体の35%まで登っています。
果たして幸せな結婚とは?
今回は、結婚で幸せになる人の共通点、幸せになるためのポイントについて深く掘り下げていきます。
・結婚する理由 – 本当にそれは幸せ?
・幸せな結婚を手に入れるには?
・幸せな結婚をする人の特徴
以上のテーマでお話させていただきます。
結婚する理由 – 本当にそれは幸せ?
周囲が結婚していくことに焦りを感じ、婚活に励む人が多いかと思いますが、今一度結婚する理由について考えつつ、本当にそれが幸せに繋がっているのか見てみましょう。
① 好きな人と生涯過ごせる
結婚する最大の理由は、「好きな人と一生一緒にいられる」ということではないでしょうか。
付き合っているだけだと、いつ振られるかわからない、という不安が付きまといますが、結婚することにより、ずっと一緒に居られるという確約を得られます。
好きな人を自分のものにできる、という安心感が欲しいのでしょう。
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とは言っても、年々離婚率は増えているのが実情。「好きな人と一生一緒に居られる」と「好きな人を一生好きでいられる」は別問題です。
② 出産できる
女性にとって、「出産」も結婚する理由に含まれます。
女性は子供を産んで、育てることに幸せを感じます。出産適齢期に近づくと、焦って結婚する女性もとても多いです。
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ただ、結婚したからといって、子供が必ずできるわけではありません。
子供がなかなかできず、「結婚なんてしなければよかった」と後悔してしまう女性も少なくありません。
確かに子育ては素晴らしい経験ですが、子育てをしないと幸せにはなれないのでしょうか?
③ ステータスのため
「結婚しなければだめ!」なんて決まりはないのに、30代後半を過ぎたあたりから、周囲に「なんで結婚しないの?」と聞かれることが増えるでしょう。あたかも、結婚してないことが悪いことかのように見られてしまうこともあります。
そんな世間体を気にして、結婚する人も多いです。
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世間体だけを気にして結婚してしまうと、後々後悔してしまうこともあるでしょう。
結婚生活はただお互い好きでいるだけではうまく行かず、常に相手に対する気配りが必要になってきます。そんな現実を目の当たりにして結婚を悔やむ人もいます。
④ 将来の安定のため
経済的な支え、老後の支えも結婚する理由です。老後を一人で暮らすことへの不安を解消するために、結婚という選択肢を選ぶのです。
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結婚したからといって、必ず安定を得られるわけではありません。
どちらかが仕事をクビになってしまう可能性はあります。
また、独身時代に比べ、出費は増えます。それならば、シングルライフを謳歌した方が良かったのでは?と思ってしまう人も少なくありません。
⑤ 結婚への憧れ
単純に結婚への憧れがあるため、結婚する人もいます。
特に女性は、「結婚」に対する憧れは非常に強く、「幸せ」と「結婚」は1セットと考えています。
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憧れで結婚したのにも関わらず、結婚の現実は厳しいものだと目の当たりにして後悔してしまう人もいます。
結婚は「縛り」が多く「自由度」が少ないです。自分がやりたいことを後回しにして、家事を優先しなくてはいけない、家族のために休日も削らなくてはいけない、など憧れていた結婚生活とのギャップを感じてしまうかもしれません。
幸せな結婚を手に入れるには?
結婚は人生の墓場、なんて言葉があるほど、結婚には幸せとはかけ離れたリスクが伴います。
ただ、結婚で得られる幸せは間違いなくあります。それは、何にも代え難い幸せであります。
では、幸せな結婚を手に入れるには、どのようなことに注意しなくてはならないのでしょうか?
① お互いの価値観を押し付けない
「結婚は妥協の連続だよ」なんてことを言う人もいますが、決してそうではなく、「結婚は譲り合いの連続」です。
赤の他人が同じ屋根の下で暮らすので、必然的に衝突が起こります。それは、結婚生活では当たり前のことで、衝突のない夫婦なんていません。
幸せな結婚生活を継続させるためには、その衝突を大きくしないこと、長引かせないことです。
では、どのように衝突を軽減させるのか?
それはお互いの価値観を押し付けないことです。自分の考え、行動を押し付けるのではなく、相手の考えも受け入れて尊重することが大事です。
それって妥協じゃないの?と思ってしまうかもしれませんが、妥協と受け取るのではなく、相手への思いやりと受け取れば、理解を深めることが可能なのです。
② 常に会話の場を持つ
結婚生活の中で、不満は付き物です。これは仕方ないことです。
ただ、不満を自分の溜め込んでしまうと、ストレスがたまるばかりで、最悪の場合、離婚に陥ってしまうこともあります。
不満は必ず、相手に伝えましょう。大事なことは、不満を伝えるときも思いやりの精神を持つということです。ただただ、不満を伝えるだけだと相手がストレスに感じてしまいます。
思いやりの気持ちを持って、会話をし、解決策を夫婦ともに見いだすことが、幸せな結婚生活を長続きさせる秘訣です。
たまに、「言わなくても分かるでしょ!」「言わなくても察してよ!」と思う人もいますが、意外と人は言葉にしないと分からないことの方が多いです。
何度も言うように、夫婦だからといって全く同じ考え・価値観を持っているわけではありませんので、きちんと言葉にして伝えるようにしましょう。そうすることにより、二人が共通した新たな価値観・考えを見出すことができます。
③ 見返りは求めない
結婚生活をしていく上で、見返りを求めてしまうと、どちらか一方がストレスを溜め込んでしまうだけです。
相手のことを大事に思っているならば、見返りは求めず接しましょう。あなたがそうすることにより、相手は笑顔の絶えない結婚生活を送り、自然とあなたも笑顔が増えてきます。
親が子供にしてあげることに対して見返りを求めないのと同じで、夫婦間もお互い見返りを求めないことが、真の「愛」と言えます。
④ 努力を怠らない
結婚したからといって、安心しきって努力を怠ってはいけません。むしろ、結婚生活が始まってからの方が、努力は必要となります。
恋人同士は、「好き」という気持ちがあるので、相手にもっと好きになってもらおうと努力をしますよね?この努力は、結婚後もとても重要です。
ただ、結婚後は「もっと好きになってもらう努力」ではなく、「もっと相手を尊重する努力」が必要になってくるのです。
ただ、お互いを尊重しあえる関係でいるには、自分も常に成長しなくてはいけません。それは、家庭を支えること、パートナーのサポートをすることなどを指します。そんなあなたの成長を見て、パートナーも「もっと自分も頑張らなくては!」と良い刺激を受け、お互いに尊重しあえることができるようになるのです。
⑤ 結婚後もスキンシップはマスト
恋人期間は、手を繋ぐ、キスをする、セックスする、などスキンシップがたえません。ただ、結婚すると、セックスレスになったりと、スキンシップが激減してしまう夫婦が多く見受けられます。
幸せな結婚生活を長続きさせるには、このスキンシップも非常に大切な役割を果たします。いってらっしゃいのキス、おかえりのハグ、些細なスキンシップであろうと、お互いが触れることで、愛情を確認することができます。
結婚したからといって、お互いが「男」「女」でなくなるわけではありません。いつまでもお互いを異性として触れ合うことがとても重要です。
⑥ お互い結婚生活は大変と認める
結婚生活は、楽しいことばかりではなく、試練の連続です。
ただ、夫婦でお互い「結婚生活って大変よね。」と認めることができれば、そんな結婚生活を一緒に乗り越えようね、という共通意識が湧きます。
衝突が起きたとしても「これからも一緒に頑張ろうね。」と一言声をかけるだけで、相手は「もっと頑張ろう!」と思えるのです。大事なことは、お互い大変だと認めつつも、諦めないことです。どちらか一方が、諦めてしまうと結婚生活は破綻の道まっしぐらです。
結婚生活は大変なものなのだ、と認めてしまう方が、お互いの心の負担が少し軽くなることは間違いありません。
⑦「ありがとう」を伝える
夫婦だからといって、「ありがとう」の精神を忘れてはいけません。
旦那さんがゴミ出しをしてくれた時に「ありがとう」、奥さんがご飯を作ってくれた時も「ありがとう。美味しいね。」と伝えるだけで、二人の関係は良好のまま長続きします。
相手の褒めポイントを見つけて、きちんと感謝の言葉を何度も何度も伝えましょう。笑顔の絶えない、結婚生活を送ることができますよ。
幸せな結婚をする人の特徴
結婚はしたいけれども、幸せな結婚生活を送れるか不安とまだ感じている人は、幸せな結婚をする人の特徴もチェックしてみましょう。
① 他人と比べない
幸せな結婚をする人は、他人と比べません。他人と比べてしまうと、どうしても隣の芝が青く見えてしまいます。
「自分は自分。他人は他人。」といった考えを持っている人は、自分が置かれている現状に満足している為、結婚後も、他の家庭を羨むことなく、幸せな結婚生活を送ることができます。
② 人を見下さない
幸せな結婚をする人は、決して人を見下しません。
自分と全く違った価値観を持っているからといって、他人を見下したり、批判することはなく、きちんと相手の主張も受け入れらます。
他人を見下す癖をついてしまっている人は、結婚後にパートナーのことを見下してしまうことがあり、「何でそんなに収入が少ないの?」「なんでそんなに家事ができないの?」と結婚生活を破綻させてしまうような発言をしがちです。
③ お金にこだわらない
もちろんお金はあればある程、良いです。ただ、幸せな結婚をする人は、お金に対する執着が他よりも薄いです。
パートナーの収入がやや低い場合、「じゃあ、私も働くね!」と、収入が低いことに文句を言うのではなく、いかに二人が幸せな結婚生活を送れるかに重きを置きます。
お金ではなく、相手の気持ち、思いやりにこだわりを持つことにより、幸せな結婚生活を送ることができるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
幸せな結婚生活を送るのは、相手次第ではなく自分次第なのです。自分の言動ひとつで、最高な結婚を手に入れることができます。
確かに結婚生活は大変なことばかりです。ただ、相手を思いやる精神を持ち続ければ、今よりも大きな幸せをつかみとることができますよ。
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