婚活が思うように進まない理由には、元恋人の存在が関係しているのではないでしょうか?
元恋人に未練があったり、ひどい振られ方をして、元恋人への怒りが収まらなかったり、とあなたの心の中に、元恋人の影が未だにチラついていませんか?
特に愛する人からの裏切りほど、辛いものはありませんよね。
愛し合う二人は、お互いを信頼し、守り合う関係であるはずが、裏切り行為により、その関係性は一気に破綻してしまいます。
相手のことを信頼していた分、裏切られると強い怒りを覚えてしまうのは、ごく当たり前のことです。
ただ、その怒りがどんなに時間が経ってもなかなか治らず、前に進めない人は意外と多くいます。既に破局したのにも関わらず、元恋人があなたを支配してしまっている状況は、何も生み出さず、あなたにとっても何も良いことがありません。
では、どのように元恋人への怒りは治めるのか?
怒りを治めるには4つのステップがあります。
・怒りを治める4つのステップ
① 認める
② 表現する
③ 客観視する
④ 癒す
怒りを治める4つのステップ
① 認める
怒りを治める第一段階は、「認める」ことです。
喜怒哀楽の中でも「怒り」の感情ほど、不快なものはありませんよね。
ただ、この「怒り」の感情を自分自身で認めることがとても大事です。
大事な人から傷つけられたり、裏切られたりして、「怒り」を覚えてしまうのは当たり前です。怒りの感情が出てしまうのは、悪いことではなく、むしろ心が健康である証です。
むしろ、怒りという感情があなたを救ってくれます。
今、あなたがいる状況は、あなたにとって何も良いことはない、という事を、この怒りの感情があなたに教えてくれているのです。
つまり、早くこの状況下から抜け出す事を指南してくれているのです。
② 表現する
怒りを表現するのはやや難しいです。
怒りが爆発するまで、我慢してしまい、後々後悔した経験はありませんか?
もしくは、人前で怒ってしまい、非難を浴びてしまった経験もあるかもしれません。
怒りを表現するには、正しい方法と間違った方法があります。
間違った方法は、怒りを表現することにより、自分自身、そして周囲の人にまで傷つけてしまうやり方です。
怒りを元恋人にぶつけてしまうのもよくありません。実際に、元恋人から謝罪の言葉をもらったからといって、怒りが治るわけではありませんよね。
むしろ、謝罪の言葉で余計に怒りが爆発してしまうことだってあります。
では、正しい怒りの表現方法は?
それは、書き出すことです。
元恋人に伝えたい事を、紙に書き出しましょう。実際にこの手紙を元恋人に渡すわけではないので、思っていることは全て書き出してください。
怒りの原因を手紙にして書き終わったら、何か思いっきり楽しい事をしてください。
これだけで、怒りは徐々に治ってくるはずです。
それでも、怒りが治らない場合は、あなたの信頼できる知人、もしくはセラピストにその手紙を見せましょう。
それで、怒りが治ったら、その手紙は処分してください。
③ 客観視する
元恋人が浮気をした場合、その原因はあなたにあるわけではありません。単純に、元恋人が不誠実な人だっただけです。
元恋人との関係を客観視することにより、怒りは徐々に治ってくるはずです。
また、客観視することにより、許す気持ちも芽生えてきます。
「浮気なんてして、本当に不誠実な人だな。可哀想な人だわ。」と、元恋人のことを客観視できるよう、頑張ってみましょう。
恋人に限らず、知人でどうしても許せない人がいる場合は、その人の良い一面を頑張って思い出すようにしてください。
初めてその知人に出会った時の良い印象などを思い出し、人は誰でも欠点はあり、過ちも犯すという事を認めましょう。
「愛があなたを傷つけたわけではない。愛を知らない人が、あなたを傷つけただけだ」なんていう言葉もあります。
④ 癒す
心の傷は、身体的な傷よりも癒えるのに時間が要します。十分に休んで、自分を思いやることが、治療につながります。
ありのままの自分を受け入れる「セルフコンパッション」を使い、あなたのことを大事に思ってくれる家族や知人がいることを思い出すようにしてください。
どんなに辛い経験をしても、必ずその経験から学べるものはあります。そして、その経験があなたの人生の糧になることを忘れないようにしましょう。
そして、最後に忘れてはいけないのは、あなたのことを大事に想ってくれない人と共に過ごすぐらいならば、一人でいる方が、よほど良いということです。
参考元:Psychology Today