恋愛に積極的になれない理由、それは「断られることが怖い」という気持ちがあるからではないでしょうか?
デートに誘っても断られたら傷つく、告白してもNOと言われたら凹む、恋愛を進めていく上で、必ずぶち当たる「NO」と言われる恐怖感は、「ダブルバインド」テクニックを使えば、回避できます。
今日は、絶対NOと言われない「ダブルバインド」についてお話させていただきます。
・ダブルバインドってなに?
・恋愛におけるダブルバインド
・【シーン別】恋愛でダブルバインドを使う方法
・ダブルバインドを使う際の注意点
ダブルバインドってなに?
ダブルバインドは、日本語に訳すと「二重拘束」という意味になります。
一度に複数の矛盾した事柄を提示し、相手をストレス状態にさせ、身動き取れなくさせるコミュニケーション法のことを指します。
分かりやすい例えで言うと、よく聞く言葉、「黙っていないで、何か言ったらどう?」はダブルバインドに則ったコミュニケーション法です。
そう言われて、あなたは何か言ったとしましょう。
そうすると、相手は次に「そんな言い訳とかを聞いているんじゃないの!」とさらに声を荒げるでしょう。
黙っていないで、と言われたから何か喋ったのに、口を開いたら余計に怒鳴られて身動きが取れなくなってしまう矛盾のスパイラルに陥ってしまいますよね。
つまり何をやっても怒鳴られる、最終的には逆らえない状況が作られてしまいます。
ビジネスシーンでも、このダブルバインドのテクニックはよく使われます。
例えば、「○の予算、もう少し抑えられない?」と伺うよりも、「○の予算か、○の予算、どちらかで良いから、抑えられない?」と伺う方が、間違いなく話は通りますよね。
一度に2つの要求を提示し、相手にそうせざるを得ない状況を作り出す、まさにダブルバインドの効果です。
恋愛におけるダブルバインド
そんなダブルバインドは、恋愛において大活躍します。
先ほどのビシネスシーンの例えで分かるように、絶対に相手に「NO」と言わせないのが、ダブルバインド。
つまり、「YESかNO」ではなく、「AかB、どちらが可能?」と選択肢を与えることで、相手から「NO」をもらう確率を減らせるのです。
あなたは好意を抱いている異性に「YESかNO」かの形式で、アプローチしていませんか?
きちんと複数の選択肢を与えてアプローチしていますか?
【シーン別】恋愛でダブルバインドを使う方法
それでは、具体的に恋愛でどのようにダブルバインドを使っていけば良いか、シーン別で見ていきましょう。
① デートに誘う
普段あなたが気になる異性をデートに誘うとき、どのように声をかけていますか?
「今週の日曜日空いている?ご飯行かない?」
こんな誘い方をしてしまってはダメです。何故ならば、相手が「NO」と言いやすい状況を作ってしまっているからです。
ダブルバインドを使って、デートに誘うにはこのような聞き方をしましょう。
「日曜日に美味しいものを食べに行きたいんだけれども、イタリアンか和食、どっちが好き?」
こんな風に聞かれると、相手は「NO」の回答をしづらくなり、イタリアンか和食、どちらかを選んでくれます。
例え、日曜日に予定が入ってしまっていたとしても、別の日程を提示してくれる可能性も高くなります。
② 予定を聞くとき
気になる人となかなかデートの日程が合わないと言う人は、こんな聞き方をしていませんか?
「来週の日曜日空いている?」
御察しの通り、これでは相手も「空いていない」と言いやすいです。
ダブルバインドを使って、このように予定を聞き出しましょう。
「来週の土曜日か再来週の土曜日空いている?」
この聞き方であれば、相手もうっかりどちらかの日程に「OK」を出してくれます。
③ 二軒目に誘いたいとき
デートに行ったのはいいものの、いつも1軒目でお別れし、なかなか次のステップに行けないと頭を抱えている方もいるでしょう。
1軒目の店を出て、2軒目に誘うことに躊躇している間に、駅に辿り着いてしまうパターンが多いのではないのでしょうか?
そんな時もダブルバインドは大活躍してくれます。
1軒目で食事を楽しんでいるうちに、2軒目について触れておきましょう。
「この後の2軒目、バーがいい?それとも居酒屋系がいい?」
こんな風に聞かれると、相手も「NO」とは言えず、「じゃあ、居酒屋系かな」とどちらかを選択してくれます。
④ 家に誘いたいとき
好きな人を家に誘う時には、相当な勇気が必要です。これこそ「断られたらどうしよう」「下心があると思われたらどうしよう」と不安の気持ちで、なかなか誘いづらいですよね。
ただ、ダブルバインドを使えば、家に来てもらえる可能性が高くなります。
「家に遊びに来ない?」
こんな風に聞いてしまうと、相手から「NO」と言われてしまいます。
特にお相手が女性の場合、家に行っても良いと思っていても「軽い女に見られたくない」という余計な不安が生まれ、大抵の場合は、「NO」と答えます。
そんな時は、こんな風に聞いてみましょう。
「モンブランとフルーツタルトどっちが好き?実は、今人気のケーキ屋さんに買いに行ったんだ。」
「モンブランかフルーツタルト」という選択肢を主張することにより、直接的に「家に来ない?」と聞く必要はなくなり、相手もあなたの問いかけに答えやすくなります。
⑤ 彼氏に結婚する気があるのか聞く時
そろそろ彼と結婚したいなと思っている時に、「ねえ、結婚する気あるの?」と彼に聞いても、煮え切らない答えが戻ってきた経験ありませんか?
イライラしますよね。また、不安にもなるでしょう。
そんな時も、ダブルバインドを使って、彼を結婚に誘導させましょう。
「いつ頃結婚しようか?春?それとも涼しい秋がいいかな?」
やや強引な質問に感じるかもしれませんが、これぐらい強引に聞かないと、男性はなかなか重い腰を上げてくれません。
「じゃあ、秋かなー」と答えてくれた場合、早速結婚に向けて準備に取り掛かりましょう。
ダブルバインドを使った質問をしても、煮え切らない回答しか戻ってこない場合は、そもそも彼はあなたと結婚する気はないのかもしれません。
ダブルバインドを使う際の注意点
ダブルバインドはとても効果的ですが、2つの注意点を守らないと二人の関係は悪化するので注意しましょう。
① おねだりはしない
ダブルバインドを使って、おねだりをするのはダメです。
「カバンか財布、どっちか買って!」
「手を握るか、キス、どっちかして!」
あなたが得するために、相手を強制させるやり方をしてしまうと、相手は距離を置いてしまうどころか、あなたのことを嫌いになる可能性もあります。
あなたにしか有利のないダブルバインドは絶対に使わないよう細心の注意を払ってください。
② 使いすぎには要注意
ダブルバインドを使いすぎてしまうと、相手から「強引な人だな。」と思われてしまう可能性が高いので気をつけましょう。
ここぞという時の、勝負の分かれ目の時に使ってください。
また、ダブルバインドを使いすぎる男性に女性は、「いつもどっちが良いか私に聞いてきて、たまにはリードして欲しいな。」と不満に感じることもあるので、使う頻度にはくれぐれも注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
勘違いしてはならないのは、恋愛においてのダブルバインドは決して相手の行動を強制させるものではありません。
自身のメリットのみを考えたダブルバインドの使い方をしてしまっては、相手にストレスを感じさせるだけで、関係は一向に進みません。むしろ後退してしまいます。
ただ、正しい使い方を守れば、「NO」と言われることがぐんと下がり、今まで以上にトントン拍子で恋愛が進むはずです!
ぜひ、ダブルバインドをうまく使って、素敵な恋人をゲットしてくださいね。