大人になるにつれ、人見知りが激しくなる人も少なくはないでしょう。
婚活パーティーに行きたくても、人見知りが原因でなかなか足を運べなかったり、友人から合コンのお誘いを受けても、初対面の人との会話は苦手で断ってしまったり、と「人見知り」があなたの婚活を邪魔していることもありませんか?
今回は、今からでも遅くない人見知りの克服法についてお話させていただきます。
・そもそも日本人は人見知り
・人見知りの克服法 10選
以上のテーマでお話させていただきます。
そもそも日本人は人見知り
最近、外国人観光客が急増しましたが、彼らを見ているといつもフレンドリーにニコニコしており、初対面の人でも気さくにお話していますよね。
ちょっと目が合っただけで、「Hi!」とにこやかに挨拶をしてくれます。
日本人の場合、目が合っただけで「こんにちは!」なんて声をかけることは滅多にありませんよね。
日本人は、全般的に国民性として、とても真面目であり、警戒心が強いと言われています。
失敗を嫌がり、完璧を求める「完璧主義」な日本人は、初対面の人と会話することで起こりうるリスクを考えてしまい「人見知り」になってしまいがちと言われています。
その他にも、日本は「島国」であるため、昔から外国との交流が少なく、人見知りが多いとも言われています。
実際に、「キャスト(朝日放送)」が行なった調査によると、日本人の大人の6割が「自分は人見知りだ」と答えています。
日本の人口の半数以上が、人見知りであると自覚しており、決してあなただけが、人見知りで悩んでいるわけではないので、安心してください。
人見知りの克服法
ただ、人見知りな故に、新たな出会いの可能性を失ってしまっているのも事実です。
自ら気になる異性に話しかけられなかったり、出会いの場に足を運べなかったり、と人見知りがあなたの恋愛を邪魔にしていることもあるのではないでしょうか?
生活に支障が出てしまうぐらいの人見知りでも、克服法はあるので、見ていきましょう。
① 意識を相手に向ける
人見知りの人は、人に話しかけられると「カッコ悪い自分」を見せたくないという気持ちが真っ先に出てきます。
話しかけられた内容よりも、「どう答えたらダメな自分が隠せるかな?」「下手な返事しないようにしないと。」と、自分に意識が向いてしまうのです。
そうなってしまうと、相手の話はほぼ頭に入っておらず、当たり障りない返答しかできず、会話はたいして盛り上がらないまま終わってしまいます。
そこで、「ああ、また会話が弾まなかった。自分はやっぱりダメだ」と自信を失ってしまうのでしょう。
これは、会話の内容が問題なのではなく、意識の向け方が問題なのです。
「自分はどう見られているか」と、意識が自分にしか向いておらず、相手には全く意識が行っていません。
人見知りの人が、まずすべきことは「意識を相手に向ける」訓練です。
例えば、相手から「昨日の休みは、何してたの?」と質問されたら、実際に何て答えるのかを考えるのではなく、意識を相手に向け、「特にこれといったことはしてなかったな。あなたは何してたの?どこか出かけたりした?」と聞きましょう。
相手のことをもっと知ろう、と意識を相手に向けることにより、自然と緊張が和らぎ、会話も弾むようになってきます。
「自分をよく見せなくちゃ!」ではなく、「相手をもっと知ろう!」と、考え方をシフトチェンジしましょう。
② 沈黙を恐れない
人見知りの人は、会話が途切れてしまうことをとても恐れます。
「あ、会話が終わっちゃった。どうしよう、どうしよう。きっと自分の会話が面白くないんだ。」とネガティブに考えてしまっていませんか?
会話の中の沈黙は、決して悪い意味を持っていません。むしろ良いことです。
仲の良いカップル、夫婦を思い返してみましょう。
実際に彼らは、絶え間なく会話をしているわけではありません。むしろ沈黙の時間の方が多いです。
沈黙でも落ち着ける関係、それこそが生涯信頼を置けるベストパートナーです。
親子の関係も同じです。自分の親と話すときも、沈黙はありませんか?沈黙があるからといって、気まずく思ったりはしませんよね?
親しい関係であれば、沈黙があるのはごく当たり前のことなのです。
会話が途切れてしまったからといって、あたふたしてしまうと、相手も気を使ってしまうので、逆効果です。
③ 誰だって緊張する
初対面の人、またそこまでまだ仲良くない人との会話は誰だって緊張します。
決してあなただけが緊張しているわけではなく、目の前の人も緊張しているのです。
冒頭でお話した通り、日本人の大人の6割が「自分は人見知り」と答えているのです。つまり、あなたの目の前の人もだいたい人見知りなわけです。
相手を自分よりも優位と思わず、自分と同じく緊張しているということを忘れないで接してみましょう。
④ 人はあまり気にしない
思い返してみましょう。
あなたは普段、周囲の人たちの話し方、接し方を細かくチェックして、記憶していますか?
していませんよね・・・。
それと同じで、周りもあなたのことをそこまで気にしていません。
人見知りのあなたが、「カッコ悪い自分を見せたくない」と思い、周りに意識が向いていないのと同じで、周囲の人もそこまで他人に興味を持っていないのです。
自分がどう見えているか、自分はどう思われているかばかり気にしており、他人のことはあまり見ていません。
なので、気にしすぎる必要はありません。なぜならば、周囲も気にしていないからです。
⑤ みんなに好かれる必要はない
人見知りの人は「人に嫌われたくない」という気持ちも強いのでしょう。でも、みんなに好かれる必要はないのです。
極論をいうと、みんなから好かれることは不可能です。なぜならば、十人十色だから。
ある人は、お寿司が好きでも、別の人はお寿司が嫌いな人がいるのと同じで、日本人のみんながお寿司を好きになれるわけではありません。
逆の立場になって考えてみると分かりやすいです。
あなた自身も苦手な人はいませんか?例えば、あなたに対して媚を売ってきたり、ゴマをすって近寄ってくる人はあまり好きになれませんよね。
おそらくあなたが好む人のタイプは、自分をしっかりと持っていて、自立したタイプの人間ではないでしょうか?つまりそういうことです。
みんなに嫌われることを恐れて、自分が自分らしくいられないのが1番辛いことです。
素の自分を出して、それでも自分を好んでくれる人がいたら、その人を大切にすれば良いのです。
自分を好きになってもらいたいという気持ちを持つのではなく、ありのままの自分を受け止めてくれる人を見つけたいという気持ちを持つようにしましょう。
⑥ 挨拶のみでOK
人見知りの人にとって、いきなり初対面の人と会話をするのはとてもハードルが高いです。そんな時は、挨拶のみでOKです。
「おはようございます!」
「お疲れ様でした!」
と簡単な挨拶のみで十分です。
挨拶された側もとても気分が良くなり、あなたに対して好印象を持ってくれます。
会話をしなくても、挨拶だけで好印象を持ってもらえるのは、とてもお得。無理して最初から会話をしようとするのではなく、まずは挨拶からトライしてみましょう。
⑦ 常に笑顔
会話も挨拶もまだ自信がない、という方は、笑顔を心がけるようにしましょう。
どんな場面でもニコニコと笑顔を振りまくだけで、周囲との距離は一気に縮まります。
人見知りの人の殆どは、緊張のせいで顔が強張っており、無意識にしかめ面になっています。意識的に、笑顔でいることを心がけるようにすると、状況も少しずつ変化していきます。
また笑顔を作ることによって、自分自身もポジティブな気持ちになっていくという研究結果も実証されています。
「笑顔は無敵」の言葉通り、笑顔に勝るコミュニケーション法はないと言っても過言ではありません。
⑧ 視線は正面
人見知りの人は、自信のなさからか、視線が下に向いてしまっています。
「あまり自分に話しかけないでほしい」という気持ちが、視線に現れてしまっているのです。
もちろん、周囲はそんなあなたを見て「暗そうな人だな。」と思い、距離を置いてしまいます。
そんな時は、姿勢はまっすぐ、視線も正面を向くようにしましょう。周りからの見え方も変わりますし、何よりもあなた自身が姿勢を正すだけで、前向きな気持ちになっていきます。
今、この記事を読んでいる時も猫背になっていませんか?
背筋をまっすぐ伸ばしてみてください。どうでしょう?少し気分が晴れませんか?
⑨ 人見知り宣言
人見知り宣言をしてしまうのも手です。
「ごめん!私、人見知りだから緊張しちゃうんだよね。」とカミングアウトすれば、周囲もにこやかにそんなあなたを受け入れてくれます。
また、素の自分をカミングアウトしたあなたのことをとても魅力的な人だと思ってくれます。
何よりもカミングアウトすることにより、あなた自身、心が軽くなります。
日本人の半数以上が人見知りなのは事実です。決して恥ずかしいことではないので、思い切ってカミングアウトしてみてはいかがでしょうか?
⑩ 外見で演出
人見知りでコミュニケーションが苦手な人は、外見を変えてみるのも良いです。
いつもなら買わない、質の良いTシャツを着てみたり、いつもより高いヒールの靴を履いてみたり、といつもよりワンランク上の洋服や靴、アクセサリーを身につけることにより、自然と自信が湧いてきます。そして、「自分はこんな人なのだ!」というセルフイメージを、外見で演出することもできます。
自分の内面を変えるのは相当な時間がかかりますが、外見に関しては今すぐにでも変えられるので、まずは見た目から「あなた」という人間を表現してみるのも手です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
基本的に、初対面と会話するのが大好き!大得意!なんて人はいません。
そして、日本人の国民柄、外国人のように初対面の人にいきなりフレンドリーに接することもできません。
決して、あなただけが人見知りではないということを忘れずに、もし人見知りがあなたの恋愛を邪魔しているようでしたら、今日お伝えした克服法を一個ずつトライしてみましょう。
一個ずつ、少しずつで大丈夫です。克服法をトライして失敗したとしても、そこは凹まず、「それでも、○○はできた。」と小さな「出来たこと」を自分自身に褒めてあげましょう。
その小さな努力の積み重ねが、人見知りの完全克服に間違いなく繋がっています。