最近、アンダードッグ効果という言葉をよく聞きますが、皆さん意味はご存知でしょうか?
実は今、この「アンダードッグ効果」は、恋愛にも効果的な結果を見出してくれると話題です。
今回は、アンダードッグを使った恋愛メソッドについて、深く掘り下げていきます。
・アンダードッグってなに?
・アンダードッグ効果ってなに?
・ニュースネタで見るアンダードッグ効果
・アンダードッグ効果を使った恋愛メソッド
・NGなアンダードッグ効果の使い方
・アンダードッグ効果を使って得られるメリット
・男性はアンダードッグ効果は使ってはいけない
アンダードッグってなに?
アンダードッグの直訳の意味は、「弱い犬」です。
闘犬を調教させるために、あえて弱い犬を噛ませて自信をつけさせる訓練法があるのですが、この噛まれる弱い犬が「アンダードッグ」です。何だかかわいそうな役回りですよね。
最近では、この「アンダードッグ」という言葉が日常的に使われるようになりましたが、意味合いとしては、「負けそうな人」「敗北者」です。
アンダードッグ効果ってなに?
では、恋愛に使えると言われている「アンダードッグ効果」とは?
「アンダードッグ効果」とは、敗北者の立ち位置をうまく活用して、人々の同情を集め、多くの支持を受ける状態のことを指します。
テレビで放送されるお見合い番組で、女性経験が少ない地味な男性を思わず応援してしまうことありませんか?これは、まさにアンダードッグ効果です。
「頑張って!」と、つい感情移入してしまいますよね。
格闘技などでも小柄で細い選手が、ガタイの良い、大きな選手と戦っている様子を見ると、つい小柄な選手の方を「頑張って!」と応援してしまうのも、アンダードッグ効果です。
つまり、負けそうな人を見て同情の気持ちが湧き、つい応援してしまう現象「負け犬効果」を「アンダードッグ効果」と言います。
ニュースネタで見るアンダードッグ効果
以前、京都教育大学の生協で、発注ミスで大量の焼きプリンが納品されたニュースはまだ記憶に新しいですよね。
20個発注予定が、発注ミスで4000個誤発注してしまい、生協が「大変な発注ミスをしてしまいました。プリンを買ってください。」と張り紙をし、学生たちがTwitterなどでその話題を拡散したことが発端に、テレビニュースでも取り上げられました。
結果的に、消費しきれないだろうと思っていた4000個ものプリンが、なんと1週間弱で完売になりました。
これは、完全なるアンダードッグ効果です。
誤発注で困っている生協を何とか助けてあげたい!という同情心が完売に繋がったのです。
最近では、これを「アンダードッグマーケティング」とも言い、敢えて同情心を買うような売り文句を使い、商品を販売するマーケティング方法も日常的になってきました。
「赤字覚悟!」「閉店セール」も、アンダードッグマーケティングでよく使われる単語です。
アンダードッグ効果を使った恋愛メソッド
ただ、恋愛の場面でこのアンダードッグ効果をどのように使えば良いのでしょうか?
「負け犬感を出せばいいの?」「かわいそうな感じを出せばいいの?」と思ってしまうでしょうが、やりすぎてしまうとただの「甘えん坊」「かまってちゃん」と勘違いされ、煙たがられるだけです。
では、どのようにアンダードッグ効果を発揮すれば良いのでしょう?
① 弱い自分を出す
ポイントは、弱い自分を出すことです。
苦手なこと、うまくいかないことは、隠さず、伝えることが大事です。
例えば、料理が苦手な人は、
「○○くんが、グラタン好きと言ってたから頑張って作ったんだけど、何か粉っぽくなって失敗しちゃった」
と伝えましょう。
男性は、「僕のためにわざわざ作ってくれたの?」と、たとえ失敗したとしても、あなたの健気さに、キュンと来るのです。
大事なことは、「あなたの為に」と言う思いやりの気持ちをきちんと伝えた上で、失敗したということを付け足すのです。
あなたの健気さが、男性の同情心を買い、気持ちをこちらに向けられるのです。
② 常に弱い自分を見せるのはダメ
弱い自分を見せることで、男性から「この子を守ってあげたい」と思ってもらえるのは確かですが、常に弱い自分を見せてしまっては、「この子、大丈夫かな?」と手のかかる女性と勘違いされてしまうので要注意です。
基本的には、常に明るくポジティブな思考・言動を持つようにしましょう。
そして、時折、自分の弱さを見せるぐらいがちょうど良いです。
普段はいつも明るいのに、たまに見せる弱い部分に、男性はキュンとしてしまうのです。
③ 弱みを見せたことは2人だけの秘密に
アンダードッグ効果を使って、男性に自分の弱みを見せた時に、一言「このことは、他の人には言わないでね。恥ずかしいから」と添えましょう。
この一言で、あなたは男性のことを特別扱いしていることが相手にきちんと伝わり、相手もあなたのことを意識するようになります。
NGなアンダードッグ効果の使い方
アンダードック効果は、間違った使い方をしてしまうと、逆効果になってしまうので要注意です。
特にこれらの言動は、正しいアンダードッグ効果とは言えません。
① 泣く
同情を買う為に、涙を流すのはやめましょう。
自然と涙が出てしまう場合は、全く問題ありません。そうではなく、「かわいそうな自分」を強調する為に、わざと涙することは厳禁です。
すぐ泣いてしまう女性のことを、男性は「重い女」「付き合うと面倒臭そう」と思ってしまう傾向にあります。
わざと泣いて、相手の関心を引き寄せようとするのは、やめましょう。
② 自虐的になる
確かに、アンダードッグ効果には「失敗談」を語ることが効果的ですが、自虐的になりすぎるのは絶対NGです。
自らベラベラと自虐的な話ばかりしてしまうと、ただの「不幸な女」としか見てもらえません。
アンダードッグ効果の大前提に「健気さ」があります。「必死に頑張っているのにうまく行かない。」「一生懸命やったのに、報われない」など、先ずは頑張っていることが大事です。
ただただ、自分の不幸話を話すだけだと、あなたの周りから人が去っていくだけです。
自発的にアンダードッグ効果を出すのではなく、相手との話の流れで自然とアンダードッグ効果を出すことがとても大事です。自虐的に一方的に話すのは絶対に避けましょう。
アンダードッグ効果を使って得られるメリット
アンダードッグ効果を使うことによって、男性の意識を向けられるだけでなく、素の自分を見せられるというメリットもあります。
どうしても好きな人の前では、自分のダメなところを見せぬよう、仮面をつけた姿で接してしまいがちです。
ただ、このアンダードッグ効果は、最初から自分のダメなところを使ってアプローチする方法です。つまり、きちんと自然体の姿で相手と接することが大前提なので、猫をかぶることなく、お互いに自然体でいられるのです。
交際期間が長くなると、徐々に自然体な自分がでて、パートナーはそのギャップにガッカリしてしまい、破局なんてこともよくありますが、アンダードッグ効果を使ってアプローチした場合、その心配はありません。
最初から自分のダメなところを見せているので、交際後も相手に嫌われないようにと必要以上に頑張る必要がないからです。
男性はアンダードッグ効果は使ってはいけない
女性が使うアンダードッグ効果は、とても効果的ですが、男性がアンダードッグ効果を使ってしまっては逆効果になってしまいます。
女性は、頼れる強い男性が好きです。
同情してしまうような男性のことを、女性はなかなか恋愛対象としては見られないので、注意しましょう。
男性は、自分に自信を持った振る舞い、そして自分に非があるときはきちんと認められる寛大な心を持った人が、女性に好かれます。
決して、同情心を買うようなセリフは吐かないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
間違ったアンダードッグの使い方をすると、「この子、めんどうくさい!メンヘラ女子かな?」と180度違った見られ方をしてしまいます。
ただ、上手にアンダードッグ効果を使えば、男性からは「何て可愛い子なんだ。守ってあげたい」と思ってもらえ、自分の弱い部分も見せているので、猫をかぶることなく、自然体な自分で交際することができます。
女性の皆さん、あまり気を張りすぎず、たまには男性の前で弱い自分を見せてみるのはいかがでしょうか?