みかん企画の婚活パーティーの開催場所ではお馴染みの、刈谷市にある「トラットリア・プリモディーネ」さんにお邪魔し、オープンしてから9年半経ったお店の歴史から、最近の結婚事情、さらにはとても興味深いマネージャー生田剛士さん(44)のヒストリーまでお聞きしました。
・洋食には不慣れな男性
・気になるイタリアンの相場
・女性に喜ばれるプリモディーネでのお料理のオーダーの仕方
・女性が喜ぶサプライズ演出を全面バックアップ
・マネージャー生田さんがプリモディーネに込める想い
・マネージャー生田さんの意外な経歴
・結婚式を挙げないカップルが激増している昨今
・スマホが原因で結婚式を挙げない!?
・結婚式場が葬儀場にシフトチェンジ?
・結婚したい気持ちは変わらない
洋食には不慣れな男性
デート、記念日食事といったら、「洋食」ですよね。
特にイタリアンをチョイスする男性は多いのではないでしょうか?
日本ではお馴染みのイタリアンですが、いざメニューを開いてみると、見慣れないカタカナのお料理がズラリと並んでいて思わず冷や汗をかいてしまった経験、お持ちではないでしょうか?
実際に数多くのカップルのお食事風景を見てきたプリモディーネのマネージャー生田さんにお話を伺ってみました。
生田さん:記念日やデートの場面で、男性は洋食に不慣れな方が多いです。お客さんの様子を見ていても、緊張しているのは男性の方。
洋食となると男性は構えてしまうようです。
気になるイタリアンの相場
デートとなると、男性が女性にご馳走することが多いでしょう。
そこでやっぱり気になるのは、お食事のお値段。生田さんに、イタリアンの相場について聞いてみました。
生田さん:昼帯と夜帯で価格も変わってきますが、プリモディーネの場合は、ディナーだと、3000円〜5000円前後です。
プリモディーネの正式名称は、「トラットリア・プリモディーネ」と言いますが、この「トラットリア」は、イタリア語で「食堂」のことを表すんです。
これが「リストランテ」になると、「高級レストラン」という意味で、大体価格が1万円前後となります。
もう1つ、「オステリア」というカテゴリーもあり、これはあまり日本では浸透していないのですが、「お酒を楽しんでいただくイタリアン」というお店になります。
同じイタリアンでも、もっと安い価格帯でやっているお店もありますし、高い価格帯でやっているお店もあり、イタリアンは価格の幅がかなり広くなっているんです。
そんな中で、プリモディーネは、ミドルクラスのお店になっています。
プリモディーネは、かっちりしていながらも、ドレスコードがあるわけでもなく、夏場はTシャツにサンダルやクロックスでご来店いただいても全く問題ありません。
お店の玄関が結構しっかりしているので、敷居が高そうと思われがちなのですが、気軽に入っていただいて全く問題ありません。
女性に喜ばれるプリモディーネでのお料理のオーダーの仕方
次にオーダーの仕方です。
見慣れない横文字のメニューで、何を頼めば良いのか分からず、躊躇してしまう男性も多いでしょう。
そんな時のオーダーのコツを、生田さんが教えてくれました。
生田さん:オーダーする際は、単品で頼むのではなく、コースがお勧めです。
パッとメニューを見たときに、「カプレーゼ」や「アヒージョ」など横文字並びのメニューが多く、構えてしまう男性が多いので、それでしたらコースを頼んでしまう方が良いですね。前菜からデザートまで、バランスよく提供されます。
コース料理の場合、お店に予約を入れる際に、女性の苦手な食べ物も一緒に教えていただけると、女性に喜んでいただけるメニュー作りをさせていただきます。
そんなさり気ない気配りも、女性には喜ばれるでしょう。
女性が喜ぶサプライズ演出を全面バックアップ
なんとプリモディーネでは、女性へのサプライズ演出もお手伝いしてくれるようです。
男性の希望をお聞きし、初デート、記念日、またプロポーズの場面でのサプライズ演出を手掛けてくれます。
生田さん:基本的に男性はプレゼン慣れしていないので、「お店として何かできますか?」といったお問い合わせは非常に多いです。
女性を喜ばせてあげたいけれども、その素手を持っていないので、お店に協力してほしいというヘルプの声ですね。
割と女性よりも男性の方が、相手のことを色々と気を使っていますね(笑)
「失敗したらカッコ悪い」という良い意味での見栄ですよね。
一番多いのは、お花のサプライズです。
プリモディーネは、お花屋さんとも提携しているので、お花のブーケをご用意することができます。
価格は一番お手頃なもので3000円からご用意できます。
後は、デザートにメッセージを入れてほしいという要望もあります。メッセージは、「ハッピーバースデー」「いつもありがとう」などが多いです。
交際期間が浅いカップルに関しては、「これからもよろしくね。」なんてメッセージを入れてほしいという要望もあります。
更には、プロポーズのお手伝いもさせていただきます。
ご来店の一週間前に指輪をお預かりすることもあるんです(笑)ただ、大事な指輪なので、出来るならばご来店の前日に持ってきてくださると一番助かります(笑)
プリモディーネでは、女性に喜んでいただけるサプライズ演出を全面的に協力させていただく体制を取っているので、何でも言っていただければ、対応させていただきます。
もちろん価格やサービス内容なども融通が利きますので、まずは相談してください。
マネージャー生田さんがプリモディーネに込める想い
男性の背中を押してくれるプリモディーネ。
マネージャー生田さんはお店にどんな想いを込めて、サービスを提供されているのでしょうか?
生田さん:20年ぐらい前、バーで働いていたんです。
そのバーは、結婚式の二次会で使われることが多かったんですね。ただ、二次会以降、新郎新婦さんがプライベートでお店に飲みに来られることは殆どなかったのです。
理由は、「バー」という場所自体が、タバコを吸ったり、お酒を飲んだりとお子さんにはあまりクリーンな環境ではないことからだと思います。
そこで「二次会の瞬間が最高の幸せなのか?それともその先にもっともっと大きな幸せが待っているのかな?幸せのピークはどこなんだろ?」と新郎新婦さんのその後が気になるようになったんですね。
そこから、ウェディングに興味を持つようになり、名古屋のホテルで婚礼を中心とした仕事を始めたんです。
ウェディングについて色々と勉強し、自分で店を作るときは、二次会だけでなくウェディングもできるお店にしようと決めたのです。
つまり、出会いから結婚、更にはその先の家族の幸せをこの目で見たい、という気持ちが強くなったのです。
プリモディーネを建てる際、建築士の方から「ここは西三河で人目を気にする場所なので、全エリアに仕切りを作った方が良い」と言われたのですが、仕切りを作ってしまうとウェディングができないとお願いし、建築士さんと一週間ぐらい喧嘩しちゃったんですよね(苦笑)
もう大げんかですよ。
最終的にはこちらの要望を聞いてもらい、今のフラットな作りのお店になったのですが、それぐらいウェディングで使っていただけるお店を作りたかったのです。
実際に、プリモディーネでプロポーズされたカップルが、結婚式もプリモディーネで開いてくれ、更には毎年結婚記念日もプリモディーネでお食事をしてくださったりと、節目は必ずプリモディーネで迎えてくださるご夫婦が沢山いらっしゃいます。
毎年ご来店いただく度に、お子さんが生まれ家族が増え、とその後のお二人の幸せを見ることができ、僕も幸せですね。
プリモディーネをやって良かったと心の奥底から思える瞬間です。
「幸せってどこがピークなのかな?」という疑問から始まったものが、こんな嬉しい形になったんですよね。
吉本:結局、どこが幸せのピークかわかりましたか?
生田さん:まだわかりません。まだまだ先なのかもしれないし、良い意味で、答えは出ないのかなと感じています。
吉本:因みに、生田さんはいつご結婚されたんですか?
生田さん:お店オープンの1ヶ月前です(笑)僕も結婚式はプリモディーネでやりました。プリモディーネでの結婚式第一弾が僕の結婚式だったんです。
お客様に結婚式のサービスを提供する前に、実際に自分たちがやってみて、よかったこと、失敗したことを知っておきたいなと思ったので。ウェディングプランナーはもちろん僕。準備に3ヶ月ぐらいかかりましたね。
マネージャー生田さんの意外な経歴
バーに長年勤め、そこからホテルで婚礼担当として働いた生田さん。
プリモディーネがオープンするまで、様々な経験を積んだ生田さんですが、婚礼とは全く関係のない経歴も!?
生田さん:僕、 2年間の空白期間があるんです。
27、28歳の頃なんですが、競馬が大好きで競走馬の世界で働きたいと思った時期があったんです。
車いっぱいに荷物を詰め込んで、フェリーで北海道まで行って、2年ほど競走馬の生産の仕事をしていたんです。ちょっと変わった経歴なんですよね(笑)
今同じことをやれと言われたら絶対できないですね。若いからできたんでしょうね。
北海道に行くときも、母親が玄関で「本当に行ってしまうの?」とうなだれていましたよ。
結婚式を挙げないカップルが激増している昨今
最近では、地味婚や家族婚が流行っていますが、実際に結婚式自体をあげるカップルは激減しているようです。
生田さん:実はこの2,3年で、プリモディーネでの結婚式は大分減りました。
一番多い時で、一ヶ月で10件ぐらいあったのですが、今は2ヶ月に1件ぐらいですね。
でもこれは、プリモディーネだけでなく、他の式場などでも同じ現象が起きているようです。
スマホが原因で結婚式を挙げない!?
結婚式を挙げないカップルが増えた大きな要因が「スマホ」になると教えてくれた生田さん。
スマホで人間関係が希薄になり、ドライな友人関係を持つ人が激増したようです。
生田さん:スマホの普及が、ウェディング業界に影響していますね。
スマホのせいで、人間関係が浅く広くなってしまっているんです。お客さん達を見ていると、昔に比べ、友人同士の関係が割とドライなものになっているように感じます。
例えば、二次会の幹事さんを頼める人がいなかったり、二次会に参加することを億劫と思ってしまっている人もいたりと、人間関係がとても稀薄になってしまっているように感じます。
盛り上がるに欠ける二次会なんて何度も目にしてきました。
冠婚葬祭ってその人のお人柄が出ますが、結婚するカップルが良好な友人関係を持っていると、周りも協力的な素敵な二次会になるのですが、そうでない場合は悲惨ですね。
「もうちょっと何とかしてあげたい」とこちらが思ってしまうような二次会が非常に目立つようになりました。
やっていて苦しくなってしまう二次会もありますよ。
例えば、あまり乗り気でない友人の司会進行であったり。
一度、そんな方が、司会進行をされたのですが、いざ始まると何も喋れない状態で、僕が急遽司会をやったこともありましたよ。しかも、3回も!
やる気がない状態なので、何も準備せずに当日を迎えてしまったのでしょうね。
会社の飲み会に付き合いで参加しているような二次会が、本当に多いです。
余興ももちろんないですし、二次会が終わるとサーっとみなさん帰られますからね。寂しい光景ですよ。
以前は、二次会の幹事となると、地元の友人に頼んだりしていたじゃないですか?でも、今ではそれを頼める友人がおらず、幹事や司会進行を代行会社に頼んだりする方が多いです。
プリモディーネも2つの代行会社と提携しているのですが、この2,3年を振り返ってみると代行会社を絡めた二次会が9件、地元の友人仕切りの二次会が1件ぐらいの割合ですね。
時代も変わりましたよね。
結婚式場が葬儀場にシフトチェンジ?
生田さん:結婚式自体も、少人数の式がほとんどです。
最近では、70名、80名も参列する式なんて滅多にありませんし、二次会も開かないことが多いです。
式の数も減り、ウェディングがマーケットにならず結婚式場が葬儀場に変わった場所もありますよ。
本当にブライダル業界はかなり厳しい状況ですね。
結婚したい気持ちは変わらない
結婚式の数が減ってるからと言って、結婚をしたい人がいなくなったわけではありません。
毎月定期的に、プリモディーネさんのご協力の元、みかん企画は婚活パーティーを開催しておりますが、毎回出会いを求める男女が多く参加されています。
生田さんがお店に込めた想いの影響もあり、プリモディーネさんで開催される婚活パーティーでのマッチング率はとても高いです。
パーティー後の初デート場所は、プリモディーネさんでのお食事をお勧めします。
女性へのサプライズ演出、お料理の希望など、生田さんが親身になってご相談に乗ってくれます。
洋食慣れしていない男性でも、プリモディーネさんが男性の味方になりサポートしてくださるので、女性との大事なお食事は是非プリモディーネさんで!
生田さん:僕がこのお店をやっていて一番幸せに感じるのは、家族の変化を見られることですね。
出会いから、結婚、そして出産、さらには子供もどんどん増えてと、そんなお客さんの幸せの変化を目の当たりできるのがとても幸せですね。
というのもあって、お客様のお祝い事は僕もとても大事にしているのです。
トラットリア・プリモディーネ
愛知県刈谷市築地町1-4-2
Tel 0566-21-7888
お店URL http://www.primodine.com/
Lunch 11:30-L.O14:00
Dinner 17:00-L.O21:30
Close 第1月曜日・毎週火曜日
沢山のご来店お待ちしております!