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結婚の条件

長い結婚生活をより良いものにするために〜半年経てば不満は付き物!


最近、駅でこんな光景を見かけました。

60歳ぐらいの夫婦が目の前を歩いていたのですが、旦那さんは奥さんよりも10mほど先をスタスタ歩いて、その後ろを奥さんが重たい荷物を持ってヨタヨタと追いかけていました。

そんな夫婦の様子を見て何とも言えない気持ちになりました。

長年連れ添った夫婦は、皆こうなってしまうのか?

若かりし頃のフレッシュさはなくなり、どちらかというと、憎しみや奮闘が溜まっている関係に見えてしまう老夫婦ってたくさんいますよね。熟年離婚が増えているのも納得な気がします。

とは言え、何十年も一緒に生活をすることにより、フレッシュさがなくなってしまうのは当たり前です。
何十年までもいかなくとも、数ヶ月で付き合いたてのドキドキ感がなくなり、慣れの方が大きくなってしまいます。

新車と同じです。
新車を購入したばかりの時は、新車の匂いがして、車も清潔に保とうとしますが、だんだんとその匂いがなくなり、自分の匂いになってくると、購入したての頃のようには、車を大事には扱わなくなってしまいますよね。

つまり、長年連れ添うことにより「慣れ」が出てくるのは仕方がないことなのです。
でも、その慣れてしまった関係の中で、お互いを想い合う関係性を保つにはどうしたら良いのでしょうか?

いつまでもラブラブな結婚生活を送るためのメソッドなどは、ネットでよく見かけますが、いつまでもそんなフレッシュな関係でいることは難しいに決まっています。

でも、以下の方法でフレッシュでラブラブでなくとも、ストレスのない信頼関係がしっかりとした安定した関係性は保つことはできます。

長い結婚生活でストレスを溜めない方法

① ロマンチックな期待は手放す!

映画では、年を取ってもラブラブな夫婦をよく見ますよね。でも、あれは映画の中の話です。

現実で、あんなラブラブな夫婦がいるかといったら、そこまでいません。

実際に研究結果でもそのような結果が出ているのでご安心を。

ロマンチックな関係はどれぐらい続くのか?という研究で分かったことは、6ヶ月から3年経つと、交際当初のドキドキはなくなると言われています。

もしかすると、10年一緒にいてもラブラブな夫婦はいるかもしれませんが、そんな夫婦は少数派で、普通ではありません。

ロマンチックな期待を手放すことは難しいかもしれませんが、そんな期待を持ち続けてしまうことが、ストレスに繋がってしまいます。

② 繋がりを保ち続けるのは難しい

意識的に努力し続けないと、長年繋がりを保つことは難しいです。

中には、「愛があれば、どんなに長く一緒にいても心は繋がり続けるものよ。」なんて言う人もいますが、そんな意見は聞かなくて良いです。

そもそも、赤の他人同士が1つ屋根の下で暮らしているので、衝突が起きてしまうのは当たり前です。そこで不満を持ってしまうのも当たり前。

不満を持ってしまうことで、自分を責める必要は一切ありません。

③ 不満を伝えても期待通りには行かない

パートナーに対する不満を99%、相手に伝える必要はありません。
もうすでに何度か相手には伝えているはずです。それでも相手は変わらないんですよね?

例え、あなたが100%正しかったとしても、相手の行動が変わらないのは仕方ないことです。
相手に期待しすぎてしまうと、ただあなたがストレスを感じてしまうだけ。

10個言ったうち、1個聞いてくれればラッキー!ぐらいの心の余裕を持つことが大事です。

④ 正直でいること

パートナーと話す時は、正直に話しましょう。

正直で誠実であることほど、信頼関係を築けるものはありません。
愛情よりも何よりも、誠実でいることの方が、長年一緒に連れ添うには大事なことなのです。

⑤ 友達を作る

あなたのニーズを全てパートナーに求めてしまってはいけません。
友達を作り、家庭以外の環境を作ることも大事です。それは相手にとっても同じです。

夫婦だからといって何でもかんでも一緒に行動する必要はありません。お互いが家庭以外で楽しめる環境を作ることが、夫婦がストレスなく結婚生活を長続きさせられる秘訣でもあります。

熟年離婚に多いのが、定年退職した旦那が友達もおらず、家にずっといることで、奥さんがストレスを感じてしまい、別れを告げてしまうパターン。

恐らく、旦那さんは定年まで仕事1本で家族のために頑張ったのでしょうが、何年経っても夫婦は「一人だけの時間」「友達との時間」を必要とします。

今からでも、お友達作りに励みましょう。

⑥ パートナーがいない生活を想像してみてましょう

確かに長年一緒にいると、相手に不満を持ってしまう気持ちも理解できます。

「もう別れようかな」と思ってしまうことだってあるでしょう。

でも、一度想像してみてください。

また1からパートナー以外の人とデートできますか?
毎晩一人で寝ることを想像できますか?
家に帰ってきても、誰もお出迎えしてくれない光景を想像してみてください。
掃除・整理整頓されていない家に帰りたいですか?

⑦ 長年連れ添うことで得られるメリットを考えてみましょう

一緒に年を重ねることで、相手はあなたのことをよく分かってくれます。
恐らく、親よりも長い時間を一緒に過ごすことになるので、世界で一番あなたと言う人間を理解している人でしょう。

気づかぬうちに、二人の間には信頼関係ができているはずですよ。

⑧ パートナーが明日死んでしまったら・・・

想像してみましょう。

パートナーが明日死んでしまいます。今日、あなたはパートナーとどんな1日を過ごしますか?

⑨ 長年一緒にいるからこその信頼感

若い時は、将来の確約もなくただがむしゃらに働き、生活の確保のためにお金を稼いだことでしょう。

ただ、年をとると安定した生活が送れるようになってきます。もしくは、何となくな未来が見えてきているはずです。この安心感は、何にも代え難いです。

金銭だけではなく、一緒にいるパートナーもです。
長年連れ添ったからこそ、あなたのことをよく知っており、あなたもパートナーのことを熟知できているはずです。

そんな関係性をまた新たなパートナーと1から築くには、相当な根気が必要です。

⑩ あなたのその悩みは、多くの人が抱えている悩み

何度も言いますが、長年一緒にいることで、パートナーに対する不満が出てくることは当たり前のことです。
多くの人が、不満、悩みを抱えながら結婚生活を送っています。

むしろ、不満、悩みもなく暮らしている人の方が極めて少ないでしょう。
それが現実なのです。

これらの10個の方法で、劇的に結婚生活が変わるわけではありません。
ただ、これまでお話したことを気に留めるだけでも、心の負担はだいぶ軽くなるはずです。

今の結婚生活にロマンチックさ、楽しさ、ワクワク感が欠けていたとしても、今の生活でも十分に満足できる要素はたくさんあるはずです。

むしろ、ロマンチックな関係よりも深い関係に入ったからこその、悩みともいえるでしょう。

参考元:Psychology Today

 

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