From:婚活心理カウンセラー 吉本みかん
離婚する人も増えてきて、バツイチが普通になってきました。女性にとってはバツイチの男性も視野に入れると、相手選びの視野が広がりますよね。今回の記事は、バツイチ男性の選び方について。
・バツイチ男性の見極め方チェックリスト
・未婚女性が敬遠するバツイチ男性
・交際前に確認しておきたい3つのこと
・バツイチ男性が結婚したい女性の条件
婚活心理カウンセラーの吉本みかんがお答えします。
バツイチの男性はどうなの?結婚相手としてあり?
なし?バツイチ男性の見極め方チェックリスト
バツイチ男性と一言にいっても、タイプはそれぞれ。危険なタイプと安心できるタイプがあります。まず、こんなバツイチ男性は危険サインです。
①離婚の理由を言わない
離婚するなら当然何かしらの理由があります。それが後ろめたいことでなければ、答えられるはず。もちろん、言いにくいこともあるとは思いますが、それも含めて正直に話ができることが、誠実さの表れです。そういった、性格的な問題も、離婚の理由の説明の仕方で判断ができます。
②離婚の理由を相手のせいにする
離婚するのは、お互い様の場合がほとんどです。理由は何かあるとしても、性格が合わないとか、生活が合わないとか。それを自分は正しくて、相手が悪いと一方的な態度を取るとしたら危険です。こういうタイプだと、誰と結婚しても、何か起きると相手のせいにする傾向があります。
③致命的な離婚理由
離婚の原因がお互い様とはいえ、決定的にNGな場合もあります。
それは、
・借金
・不倫
・DV・モラハラ
そもそも結婚に向いていないタイプばかりですね。これの何がいけないのかというと、繰り返す傾向にあるからです。結婚相手が変わったとしても、これらの傾向はなかなか変わりません。
④前の奥さんと比較する
誰かと誰かを比較する、という傾向は結婚生活にとってかなり居心地が悪い。前の奥さんと比べてどうとか、そういう話が出てくると危険サイン。
「前の奥さんより、君のほうが良いよ」という一見褒められているケースでも注意が必要です。褒めるとか、けなすとか、それが大事なのではなくて、比べるという行為がダメです。比べる人は、褒めていたとしても、急にけなし始める場合があります。それは、褒めるもけなすも、比べるという意味では同じだからです。
⑤前の奥さんの悪口を言う
客観的に離婚の理由を話せるかどうかですね。それに自分の主観を混ぜてしまうとしたら、結婚後、あなたも悪口を言われる可能性が高いです。もちろん、前の奥さんに致命的な離婚の理由があるかもしれません。それでも、悪口になっているとしたら、やはり注意が必要です。
⑥責任を放棄している
客観的に離婚の理由を話せるかどうかですね。いくら離婚したからと言って、子どもがいたり、自分に離婚の原因があったりする場合、自分は知らない、という態度なら危険です。あなたにとっても、前の家族は関係ないのかもしれません。ですが、その責任感がないという傾向は、新しい家族でも同じように出てしまいます。見極めるという点では、前の家族に対する責任の取り方は大事なチェックポイントです。
⑦別れ方がきれい
誠実かどうか、というのは見極めのポイントになります。ですが、誠実かどうかというのは、曖昧なので見極めるのは難しいですよね。普通は、長いこと付き合ってみてはじめて誠実かどうか段々と分かってきます。ではどうすれば、出会ったバツイチ男性が誠実かどうかを見極めることができるのでしょうか?それは、前の奥さんと今どんな関係でいるのか?ということが1つの見極めポイントになります。相性が悪かったり、何かしら離婚の原因があったとしても、人としては相手を尊重できているなら、最悪な関係にはなっていないはずです。こういう所に、その男性の本質が出てきます。たとえ離婚したとしても、誠実な男性ならきれいな別れ方をしています。
未婚女性が敬遠するバツイチ男性
バツイチ男性を結婚相手の視野に入れる未婚の女性も多くなってきました。ところが、一度結婚の経験があるバツイチ男性と未婚女性との意識のギャップも目立ちます。その理由は、子どもがいるとダメというもの。
実際の婚活では、実はバツイチが不利にはなっていません。それどころか、バツイチ男性の方が女性の扱いが上手かったり、コミュニケーションの能力が高かったりと、婚活を有利に進められます。ところが、子どもがいるとそうはいきません。
初婚の女性からすると、子どもの養育費や、元妻との関係が気になってしまいます。再婚同士なら、この問題もクリアできますが、女性が初婚の場合、どうしてもイメージが先行してしまいます。こういった理由から、女性が初婚の場合、バツイチはいいけど子どもがいるのダメという人が多いです。
バツイチ男性と交際が始まったら?
事前に確認しておきたい3つのこと
バツイチ男性と一言で言っても、実際にはいろんな男性がいます。あなたがバツイチ男性との交際を始めようと思ったとき、ここはチェックすべき!というポイントをまとめました。
①子どもの養育費
子どもがいるか、いないかはほとんどの場合、事前に確認をしているでしょう。ところが、その養育費がどうなっているのかはなかなか聞きづらいものです。交際が始まった後なら、相手に聞くのも失礼ではありません。真剣であればあるほど、聞いておくべきですね。
②子どもとの面会について
前の子どもと、どれぐらいの頻度で会うのか?これは確認しておきたいところです。再婚してあなたに子どもが生まれたら兄弟になるわけですから、どうしていくのかも考えていかなくてはいけません。
③財産について
子どもの養育費とは別で、前の夫婦間での財産がどうなっているのか、ということは重要です。
慰謝料を支払うケースもありますし、真剣交際ならはっきり確認をしなくてはいけません。これが、ただの恋人なら特に問題にはなりませんが、結婚を意識する男性なら確認しておきましょう。離婚の時期も重要で、何もなしで離婚した場合でも慰謝料の請求は3年間できることになっています。財産分与や年金分割も2年間は請求できます。結婚の期間が長くなれば負担も大きくなってきます。離婚をするときの取り決めで、後から年金や退職金の一部を支払わなくてはいけない、ということも起こります。
書面で確認する
前の奥さんや子ども、お金について、確実なのは離婚の合意書や公正証書、調停調書などです。この書面には、子どもやお金のことが書いてあります。結婚を考えるなら、それも含めて考えていかなくてはいけません。バツイチ男性が見せたがらないなら、それは危険サインです。見せて欲しい、と言ったときのバツイチ男性の態度も、あなたに対する本音を知る良い機会になります。
バツイチ男性が結婚したい女性の条件
アラフォー女性にとっては、周りの同世代の独身男性は難あり、ということも多いはず。上記のバツイチ男性の不利な条件を置いといても、あえてバツイチ男性にメリットを見出すアラフォー女性も多いはず。
今度は逆に、バツイチ男性が再婚するならどんな女性と結婚したいのか?をまとめてみました。
①束縛しない
女性の束縛が強く、結婚生活が息苦しくなることも多いです。仲が良いから束縛するというのは理解できますが、特に仲が良いわけでもないのに束縛する、というパターンもあります。結婚生活では、相手をコントロールしようとすると関係が悪くなってしまいます。それは相手を信用していない、ということと同じです。好きだから束縛する、というよりは、信用していないから束縛する。不安だから束縛する。つまり、心の余裕がない状態です。これに懲りているバツイチ男性は、束縛しない女性を好む傾向にあります。
②自立している
結婚するとき、男性側のプレッシャーは相当なものです。今の世の中は男女平等と言いつつも、経済的な負担は男性にかかってきます。特に、子どもの養育費や慰謝料など、前の家庭に対しての経済的な負担がある場合、相手の女性にも経済的に自立しているほうが結婚しやすいです。たくさん稼いでる、というよりは、経済的に寄り掛からない、いざというときは、自分も家計を支えるという気持ちを持った女性は、男性から見ると安心感があります。経済的自立の他にも、精神面でも男性に依存し過ぎない女性は付き合いやすい。お互いに支え合う、という現実的なバランス感覚がある女性なら、結婚しても大丈夫かなと思ってもらえます。
③男性の過去にこだわらない
バツイチ男性は、一度過去に結婚しているわけですから、何かしらわけありです。もちろん、上記のような項目など、確認しなくてはいけないポイントは聞くべきです。ですけど、それはあくまで確認です。その過去にこだわってしまうと、上手くいく関係も悪くなってしまいます。好きな人のことは知りたい、という気持ちももっともですが、その過去の経験があるから今の彼がいるわけです。それも含めて、男性のことを理解してあげられる女性は、結婚相手としても大切にしてくれるでしょう。
バツイチ男性が2回目の結婚で大切にしていることは、再婚だから必要、というだけではありません。これが初婚だったとしても、結婚生活を平和に過ごすためには必要なことになってきます。一度離婚しているバツイチ男性だからこそ、改めて一緒に暮らすために必要なことが見えているのではないでしょうか。
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