人は一生懸命な姿に惹かれる

From:吉本まさこ

昨日は、掛川市の大日本報徳社で、みかん倶楽部の活動日でした。

毎回2ヶ月に1回のイベントの企画をみんなでして、

当日までみんなで準備をしていく活動をしています。

そのイベントを作っていくプロセスで、自然と仲良くなれるんですよね。

今度は4/11(日)にお花見イベントをすることになりました。

そこでウオークラリーをしながら春を探したり、

室内にブルーシートを敷いて雰囲気出したいね、とか

バンド演奏もいいよね、なんて話で盛り上がりました。

どんなイベントになるのか、今からとても楽しみです。

そんな中、昨日は長男のハルウミ(小5)の

今年度最後のサッカーの試合がありました。

こういう時に頼りになるのは、私の母です。

週末は私たちが家を空けることが多いので、

子どもの予定などは、かなり助けてもらっています。

でも、始めからこんなに協力をしてもらえたかっていうと

そうではないんです。

それは、ハルウミの態度なんですね。

そのサッカーをやるのも、受け身というか

準備してもらって当たり前、

送り迎えしてもらえるのも当たり前、みたいな態度だったんです。

練習や試合を観ていても、全力でやっているのかな、なんて思うことも。

サッカーをやりたいと言いながらも、

本当にサッカーやりたいの?って。

親としては、子どもがしたいと思うことはやらせてあげたいけど

本当にやりたいって思っていないんだったら

わざわざ両親に協力をお願いしたり

仕事や他のスケジュールをやりくりするのって

そこまでする意味ってあるの?って思うようになったんです。

それは助けてくれている母も同じで、

ついにそれが爆発しました。

「そんな態度だったら、もうばあばはサッカー行かないからね!」

でも、周りは怒って当たり前でしょって思うんですけど

ハルウミは何で怒られたのかが分からないんですね。

母は、孫の送り迎えが嫌な訳ではないんです。

やる気がないのに、口だけやるっていうことだったり

助けてもらって当たり前っていう態度に怒っているんですけど

意外と本人はそれに気づいていないんですね。

そこから、なんで母が怒っているのか

私がどんな気持ちでいるのか

頑張りたいなら、応援したいと思っているということなど

ハルウミとしばらくじっくり話をしました。

すぐに態度が変わった訳ではないんですけど

最近は自発的に練習をしたり

自分で出来ることは準備したり、

周りの人への感謝の気持ちを、伝えられるようになりました。

不思議なんですけど、そういう態度になってから

プレーが急に上達し始めたんですね。

6年生の試合でも、スタメンで出させてもらう機会が増えたり

センターバックを任せてもらえるようになりました。

試合でも、ボールを途中で追いかけるのを諦めていたり

自分よりも体が大きい選手が相手だと、

気持ちが引いてしまっていたのが

自分なりに挑戦するようになりました。

試合で勝つとか負けるとか、

上手いとか下手とかではなくて

ハルウミなりに一生懸命にやっている姿を見ていると

周りも応援したくなります。

あんなに怒っていた母も

最近は試合観戦用の椅子を買ったり

自分用のクーラーボックスやベンチコートまで購入するなど

応援する気満々です(笑)

人は、その人が自分なりに一生懸命になっている姿を見て

惹かれたり、応援したくなるんですよね。

もし、あなたが今、一生懸命になれるものが無かったとしたら

何かに取り組んでみてはいかがでしょうか?